【石和温泉郷クラシックカーフェス16】ライフルラック付! のホンダハンターカブ

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
1962年式 ハンターカブ C105T トレイル55
1962年式 ハンターカブ C105T トレイル55 全 22 枚 拡大写真

6月18日と19日に行われた石和温泉郷クラシックカーフェスティバルは2輪車も参加していて、面白みが倍加するイベント。今回も目立ったのは『ハンターカブ』などホンダの小排気量バイクだった。

その存在感抜群だったハンターカブは、1962年式の『C105T トレイル55』。名車『スーパーカブC100』をベースに坂道や荒れ地の走破性を高めたもので、アメリカからの逆輸入車だ。OHVの54cc4ストロークエンジン搭載。

このモデルは、山や森を駆け抜けるための装備やオプションが盛りだくさん。ガソリンタンクは1.5ガロン(約5.7リットル)に大型化、シートの高さはアメリカ人向けに大きくなっている。スプロケットは大小2枚あり、路面状況によってチェーンを組み合わせる仕組み。

フットブレーキ以外にも左ハンドルレバーでも操作できるリヤブレーキや、アフターファイヤーが出て枯れ草に燃え移らないよう排気を横側のスリットから出す”アリゲーター・マフラー”など、よく見ると感心させられる装備、機構が多い。オプションのハンティング用ライフルラックも珍しい。

このほか、最初のSOHCエンジン搭載モデル『スーパーカブC65』(1965)や『モトコンポ』の姉妹車『スカッシュ』(1981)、『モンキーCZ100』(1964)、『ローラースルーGOGO』(1974)など、おっと思わせる小さな乗り物がが並んでいた。

異色だったのは、2台の『アコーレーサー』(1970年代中頃?)。かつて上尾工業株式会社で製造されていた子供用チェーン駆動4輪自転車で、ホンダのディーラーや玩具(がんぐ)店などで販売されていた。残存数は不明だが、かなりレアな存在と思われる。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 洗車機=傷が付くはもう古い! 最新洗車機の凄さとプラスアルファの洗車法
  2. 【ヤマハ XSR900GP】開発者が語る「ただの80年代オマージュやレプリカを作ったわけじゃない」
  3. AC コブラGTロードスター…過去と現代が織りなすデザイン[詳細画像]
  4. メルセデスAMG『E53』新型、612馬力の電動セダンに…欧州受注開始
  5. 夜行高速バス「ドリーム号」、深夜の乗務引継ぎを見学する
  6. 3万ドルなら大人気確定!? テスラの新型コンパクトEVは『モデル2』か否か?
  7. トヨタがインドで新型SUV『アーバンクルーザー・タイザー』を発表…Aセグメント再参入[詳細写真]
  8. 超小型EVのKGモーターズが研究開発拠点を新設…人材採用も強化
  9. フォルクスワーゲン『ゴルフ』改良新型はよりシャープな表情に[詳細画像]
  10. 豊田紡織、増産により大幅増益 2024年3月期決算
ランキングをもっと見る