米CESで受賞、FOCAL「K2 Power」のセパレート2ウェイシステムを聴いてみる

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【スピーカー交換のススメ】FOCALのハイグレードスピーカー「K2 Power」16.5cmセパレート2ウェイシステム ES 165 KX2を聴いてみる。
【スピーカー交換のススメ】FOCALのハイグレードスピーカー「K2 Power」16.5cmセパレート2ウェイシステム ES 165 KX2を聴いてみる。 全 1 枚 拡大写真

フランスのスピーカー製造会社フォーカルは1980年初頭、同国南部にあるサンテ・チェンヌという街で2人の従業員(その1人は創業者のジャックマユール)によって起業。

ホーム、プロユース、そしてカーオーディオ用は、記憶が正しければ1980年代の後半から本格的に開発製造に着手。

20世紀末、IASCA、EMMAなどの大きなコンペで搭載車が急増。優勝、入賞に輝く。同時にラインアップを充実させ、中でも振動板にピュアベリリウム素材を採用した高級ユートピアシリーズは世界に羽ばたき、耳の超えたハイエンドファンから人気を得る。2008年に黄色いコーン、ケブラー素材を使ったウーファー、逆ドーム型トゥイーターとの組み合わせたK2 Powerが発売される。このシリーズはカーオーディオファンだけでなく、音楽ファンと幅広いユーザーに受け入られる。高価なユートピアシリーズに手が出せなかったユーザーに向けて大ヒットとなった。

今春、K2 Powerシリーズが8年ぶりに新しくなった。熟成を重ねてきた伝統技術、TMDアラミドコーン型(ケブラーサンドウィッチ)ウーファーと、アラミドファイバーを採用した新開発インバーテッド(逆ドーム)トゥイーターを組み合わせた高級コンポーネント7種、サブウーファー2種を含め9機種が好評発売中である。

2016米国CESイノベーションアワードを受賞したセパレート2ウェイシステムES 165 KX2をご紹介しよう。

ES 165 KX2に使われてるウーファーはTDM(チューンドマスダンパーの略)という新しい特許技術をエッジ部分に採用、正確な運動性能の向上とともに800~1,200kHzの帯域の歪みを改善。強靭なマグネットと大口径ボイスコイルとの組み合わせで安定した低音を放つ。インピーダンスは2Ω、能率は92.5dB。2Ωとなっている理由は近年のアンプは低インピーダンスに対応となっているためでΩ値が下がると最大出力が増すという利点から。ナビなどの内蔵アンプ機も同様である。ユニットを手にとってみるとバスケットは精巧な作りで驚いた。
一方、トゥイーターはインバーテッド逆ドーム型と方式に大きく変わりはないが、振動板外周の裾を広げたM型式を採用。ウーファー同様、歪みを改善。22kHzまでフラットに伸びる高域、最低共振周波数は1,500Hzと前作よりさらにワイドレンジとなっている。また付属のパッシブネットワークはバイアンプ接続対応と改善されている。

サウンドは、まさしくフォーカルらしい新鮮な音調で明るめのトーン。創業者ジャックマユールが掲げる"Listen to your music,not your speakers"のスローガンを思い出す。誇張がなく嫌味を感じさせない鳴り方で解像度は前作と比べブラッシュアップ。トゥイーターとウーファーが同一素材でまとめられている音色の統一感に加え、新たなチューンよる効果も大きいと推測する。総じて音楽を敬愛する同社の思い、エスプリが効いたセンスの良さは日本製にない感慨深いものといえるだろう。

【スピーカー交換のススメ】FOCALのハイグレードスピーカー「K2 Power」16.5cmセパレート2ウェイシステム ES 165 KX2を聴いてみる。

《永松巌》

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