【ルノー キャプチャー カンヌ】カンヌ映画祭に相応しい雰囲気を

自動車 ニューモデル 新型車
ルノー キャプチャー カンヌ
ルノー キャプチャー カンヌ 全 16 枚 拡大写真

ルノー・ジャポンが発売した限定車、『キャプチャーカンヌ』はカンヌ映画祭にちなんだもので、ルノーと映画の関係は創業当時にまで遡るという。

映画の父とも呼ばれるリュミエール兄弟の第1作目にルノー『タイプA』(1898年)が使われてから110年ほどの歴史が経つ。また、ルノーの本社があるブローニュ・ビヤンクールは映画の街でもあった。「最初に映画の撮影スタジオが建設されたのも、ブローニュ・ビヤンクールで、様々なかたちでルノーと映画の関係があった」とは、ルノー・ジャポン マーケティング部チーフプロダクトマネージャーのフレデリック・ブレン氏の弁。

1960年代から映画祭にクルマを提供し始めたルノー。現在カンヌ映画祭には200から300台ほどの車両を提供しているという。その理由についてブレン氏は、「VIPを送迎するだけではなく、ルノーというブランドを著名人に知ってもらうのだ。そうすることで、監督がこのクルマを使おうなどと思わせることも出来る」と語る。

今回の限定車、キャプチャーカンヌはこういったルノーと映画の関係性から生まれ、今年で2度目の登場だ。「昨年は黒ルーフだったが今回はカプチーノだ」とブレン氏。日本仕様で、イヴォワール(アイボリー)と、カプチーノカラーのルーフを組み合わせたキャプチャーは初だ。また、もう一方のブルーマリンフュメとカプチーノの組み合わせも日本仕様ではなかった。ブレン氏は、「このブルー自体は日本初ではなく、3世代目の『ルーテシア』のモデル末期に投入したマニュアルに設定があった」という。そして、「キャプチャーはツートンカラーがメインなので、カプチーノと組み合わせ渋く仕上げた」と述べる。

内装はブラウン調となり、エアコンの吹き出し口やナビ周りはブロンズに仕上げられている。ナビは9インチが装着された。また、キャプチャー初のレザーシートを採用。サイドサポート部はアルカンターラとなり、「上品でエレガント。カンヌ映画祭に相応しい雰囲気を演出している」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る