鉄道の災害運休区間、大雨の影響で約17km増…6月末

鉄道 企業動向
6月末時点の運休区間。今月は少なくとも約35kmが再開する見通しだ。
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災害による鉄道路線の長期運休区間は、6月末時点で515.7km。5月末時点に比べ17.2km増えた。

6月下旬の大雨の影響により、西日本を中心とした鉄道路線で運転の見合わせが相次いだ。大半は既に再開しているが、呉線は須波~安芸幸崎間(広島県三原市)で線路脇の山の上部に亀裂が見つかったため、JR西日本は同区間を含む三原~忠海間17.2kmで運転を見合わせている。再開のめどはたっていないが、バスによる代行輸送が行われている。

このほか、長崎市内を走る長崎電気軌道の3号系統で6月2日、再び脱線事故が発生。同系統が通る桜町支線の長崎駅前~公会堂前間0.9kmでは、蛍茶屋行きの片方向のみ運転されている。

今月は、福島第一原発事故の避難指示区域を通る常磐線竜田~原ノ町間46.0kmのうち、小高~原ノ町間(福島県南相馬市)9.4kmが7月12日の避難指示解除に伴い再開する予定。熊本地震で被災した豊肥本線も、被害が少なかった阿蘇~豊後荻が7月9日に再開する予定だ。

《草町義和》

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