川崎重工、C-2 輸送機の量産初号機を航空自衛隊に納入

航空 企業動向
川崎重工、C-2 輸送機の量産初号機を航空自衛隊に納入
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川崎重工業は6月30日、岐阜工場で製造した航空自衛隊向け『C-2』輸送機の量産初号機を防衛省に納入した。

C-2輸送機は、2011年度に防衛省と量産機の製造に関する最初の契約を締結し、各種改善内容を量産機の設計に反映して製造を進めてきた。今回納入した量産初号機に引き続き、量産2号機以降も順次納入していく予定。

C-2輸送機は、航空自衛隊のC-1輸送機の後継で、防衛省が2001年度から開発を進めてきた航空機。機体の大型化により、貨物搭載量を大幅に増加させたほか、低高度飛行における操縦性を高める新開発の飛行管理システムや、機内貨物の積み降ろしの集中管理を実現した。

また、米国ゼネラル・エレクトリック製のエンジンを搭載し、C-1輸送機を大幅に上回る速度、航続距離を実現する。

同社は、防衛省から2001年11月に次期固定翼哨戒機XP-1、次期輸送機XC-2の2機種同時開発の主担当企業に指名され、各種試作機の設計、製造に着手した。

2010年1月には次期輸送機XC-2試作1号機の初飛行に成功し、同年3月に試作1号機を、2011年3月には試作2号機を防衛省に納入した。その後、防衛省による各種試験が進められている。

《レスポンス編集部》

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