【グッドウッド16】フェラーリ カリフォルニアT に「HS」…ヒルクライムで本領発揮

自動車 ニューモデル 新型車
フェラーリ カリフォルニアT のHS
フェラーリ カリフォルニアT のHS 全 3 枚 拡大写真

イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは6月25‐26日、英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」のヒルクライムに、『カリフォルニアT』の「ハンドリング・スペチアーレ」(HS)を出走させた。

同車は3月、スイスで開催されたジュネーブモーターショー16で初公開。ハンドリング・スペチアーレは、カリフォルニアTの新しいオプションパッケージ。さらにスポーティなドライブを望む顧客に向けて、とくにタイトなコーナーが連続するワインディングロードを楽しむために開発された。

車輌の剛性向上を目的に、硬度を高めたスプリングを組み込んだ新ダンパーセッティングを採用。スプリングレートはフロントを16%、リアを19%アップ。コーナーでのロールをはじめ、ダイブやピッチなど荷重変化に対する車体コントロール性能向上に貢献する。フェラーリによると、快適性は若干低減するものの、エンジンスピードの上昇に比例して増加する、新しいエンジンサウンドによって、スポーツ性がさらに強調されるという。

「Sport」モード でのギアシフトロジックは、ATおよびMT双方とも見直し。シフトアップもダウンもスポーツ性を強調する俊敏なギアチェンジを追求した。マネッティーノのこれまでの「Sport」モードと異なる点は、応答速度と効率を向上させた SCM3 磁性流体式ダンパーを採用したこと。さらに、加速の向上を目的に、F1-Trac ロジックも見直された。

このカリフォルニアTのハンドリング・スペチアーレが、グッドウッド名物のヒルクライムに登場。全長およそ1.8kmのヒルクライムコースにおいて、フェラーリの入門モデルでありながら、本格的なスポーツ走行に対応できる実力を披露し、HSの本領発揮となった。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. 585万円で発売の軽キャンピングカーに注目…7月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る