ウェザーニューズ、北極海航路は8月下旬に開通…2016年北極海の海氷傾向

船舶 企業動向
北極海の海氷分布(2016年6月28日時点)と過去の航路開通期間(緑色部分)、2016年の予想開通期間(赤・黄色部分)
北極海の海氷分布(2016年6月28日時点)と過去の航路開通期間(緑色部分)、2016年の予想開通期間(赤・黄色部分) 全 2 枚 拡大写真

ウェザーニューズのグローバルアイスセンターは、2016年の北極海の海氷傾向を発表した。

北極海の海氷面積は今年3月に同時期としては観測史上最小となる1390万平方kmを記録し、現在もこの時期としては観測史上最小に近い面積となるペースで融解している。ただ、東シベリア海などで広範囲に厚い海氷がある影響で、夏には融解がペースダウンする見込み。

今年9月の最小海氷域面積は480万平方kmとなる予想で、1979年の観測開始以来、5番目に小さい面積となる見込み。

また、今シーズンの北極海航路は、ロシア側の北東航路、カナダ側の北西航路共に8月下旬に開通し、その後10月初旬まで海氷域に入ることなく通航可能となる見通し。

北極海の商業航海や資源開発の動きは年々活発になっており、ロシアのNSRAによると今年、ロシア側の北東航路の通航許可を得た航海数はすでに340を超え、昨年と同様のペースとなっているとしている。

ウェザーニューズでは、北極海の海氷を観測する超小型独自衛星「WNISAT-1R」を今年打ち上げる予定で、北極海航路の安全運航を支援する「Polar Routeing Service」を強化する構え。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 中古車の『ヴォクシー』『ノア』をトヨタがカスタム、「URBANATURE」シリーズ初出展へ…東京アウトドアショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る