【アウディ A4 アバント】A4はアバントのイメージ

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アウディ A4 アバント
アウディ A4 アバント 全 8 枚 拡大写真

アウディ『A4アバント』の歴史は、第4世代の『80』からアバンギャルド、“前衛的な”という意味でアバントと命名したワゴンが追加されたのが始まりで、現行はそこから数えて5世代目にあたるモデルである。

「アウディ本社はもとよりアウディジャパンにとっても、このワゴンは非常に重要なモデルだ」と述べるのは、アウディジャパンマーケティング本部部長の石田英明氏だ。その理由は構成比にある。「A4の45%ほどがこのワゴンで占められているのに対し、他車では3割程度。ユーザーの中にもA4にはアバントのイメージがあるようだ」と話す。

新型A4アバントの改良ポイントは、「デザインとクオリティ、セーフティコンフォートと先進技術、ドライビングダイナミクスとエフィシェンシーの3つだ」と石田氏。

そのエクステリアについては、「A4セダンと同様にクラムシェル型のボンネットを採用した」と述べる。これは正面から見ると開口部のつなぎ目が見えず、サイドのフェンダー側につなぎ目を持ってきているものだ。そして、ヘッドライトの形状が変更されたほか、シングルフレームは天地を低くしてワイドになった。リアについては2本出しのテールパイプ、リフレクターを新たに設置された。

インテリアは、水平基調を採用。「(助手席前の)デコラティブパネルを横方向に伸ばし、ドアトリムまで配することで、よりそのイメージを強調している」と石田氏。

また、先進技術として、MMIモニター(ナビなどの画面)に加えバーチャルコックピットを選択することも可能だ。これは、従来のメーターパネルの位置にレイアウトされた12.3インチの高解像度液晶画面に、速度計/回転計や地図、ナビゲーションなどの運転に必要な情報を集約し、表示するものだ。これにより、「視線移動を減らすことが出来て、運転に集中しやすくなった」と今回の改良ポイントを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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