日産とルノー、18年度のシナジー目標を55億ユーロに設定

自動車 ビジネス 企業動向
日産 キャシュカイ
日産 キャシュカイ 全 3 枚 拡大写真
日産自動車と仏ルノーは、提携によるコスト低減や販売増などのシナジー効果の2018年度目標値を、15年度実績比28%増の55億ユーロに設定した。

両社のアライアンス担当の上級副社長であるアルノー・ドゥブフ氏が、7月4日の日本記者団とのインタビューで明らかにした。ルノー・日産は16年度に43億ユーロのシナジー確保を中期目標としてきたが、15年度にこの43億ユーロ(前年度比13%増)に到達したため、新たな目標を定めた。

両社は14年4月に、研究・開発、生産技術・物流、購買、人事-の4部門の機能統合を図ってシナジーの追求を加速させている。また、同年からは共通の設計思想に基づくCMF(コモン・モジュール・ファミリー)での開発車両の投入も本格化させてきた。

15年度の成果の内訳は日産が25億ユーロ、ルノー側が18億ユーロとなっている。ドゥブフ氏は「4部門の機能統合が成功し、シナジーが極大化している」と評価した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る