韓国の裁判所、日産への行政処分を一時差し止め…排ガス問題

自動車 社会 行政
日産 キャシュカイ
日産 キャシュカイ 全 3 枚 拡大写真

韓国環境省が、日産自動車が韓国で販売したSUV『キャシュカイ』について、「排出ガスを違法に操作していたことが認められた」と指摘した問題。この問題で韓国日産が求めていた行政処分の取り消しが、一部認められたことが分かった。

韓国環境省によると、日産キャシュカイに、エンジン吸気温度35度の一般的な条件において、排出ガス再循環装置の動作を停止する任意の設定が行われていたことが確認されたという。韓国環境省は、「キャシュカイは窒素酸化物を過剰に排出していた」と主張する。

そして韓国環境省は、韓国日産に対して、行政処分を発表。その内容は、キャシュカイのリコール(回収・無償修理)と課徴金の支払い命令、韓国日産と同社のトップを排ガス不正の疑いで刑事告発する、という厳しいもの。

これに対して6月24日、韓国日産は行政処分の取り消しを求めて、ソウルの行政裁判所に提訴していた。

7月6日、ソウルの行政裁判所は、「日産の主張を一部認める」と発表。キャシュカイの販売停止やリコールについても、「処分を一時差し止める」という決定を下している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る