【SUPER GT】鈴鹿公式合同テスト2日目は雨…ARTA NSX CONCEPT-GTがトップタイム

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2016SUPER GT鈴鹿合同テスト
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鈴鹿サーキットで行われていたSUPER GTの公式合同テスト。2日目はNo.8 ARTA NSX CONCEPT-GTがトップタイムを記録した。

前日は終日ドライコンディションで行われたテストだが、2日目は朝から雨。しかも雨量が多く、午前中のセッション前からコース内のいたるところに川ができるほどの悪条件となった。結局、午前9時00分からセッションが開始されたものの、大半のチームが走行を見合わせることに。その中でも、今回8月末の鈴鹿1000kmに向けて起用予定の第3ドライバーの中には「ルーキーテスト」の対象となっているドライバーも多く、ヘビーウエットのコンディションでも積極的に走行。また今季からGT500に参戦しているNo.36 au TOM’S RC Fのニック・キャシディも周回を重ね、午前中のトップタイムをマークした。

セーフティカーシミュレーションを経て最終セッションがスタート。昨日のセッション1で40分多く走行時間が設けられた分、このセッションが40分短いものとなった。それでも、雨は小降りとなり路面コンディションも幾分か回復。午後はほぼ全車がコースインし、ウエット路面でのテストを行った。

雨の中ではNo.100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也)が速さをみせていたが、特に残り10分は雨も止みはじめると、ライバルたちもタイムを更新。残り5分のところで8号車NSXを駆る野尻智紀が1分55秒503を記録。2日目の総合トップタイムを記録しセッションを終えた。2番手にはNo.6WAKO’S 4CR RC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ)、3番手には100号車NSXというオーダーになった。

トップタイムを記録した野尻は「最後はたまたまクリアラップが取れたのと、コンディションに合うタイヤを履いていたので、この結果をそのまま信じることはできないですが、車体もエンジンもパフォーマンスは上がっているので、これから夏の3連戦でいい結果を残せるように頑張りたいです」とコメント。もちろんテストではあるが、今回の好結果を機にチームの士気も上がっているとのことだ。

序盤戦は苦しい戦いが続いていたホンダ『NSX CONCEPT-GT』勢だが、5月の第2戦富士以降に、マシンやエンジンのパフォーマンス向上に努めてきた。その効果は出ているようで、野尻は「確実にパフォーマンスは上がっているのを感じる」とのこと。また100号車で2日目をドライブした山本も「鈴鹿のテストに来るまでは厳しい部分もあるかなと思ったんですが、走り出してみたら意外と良い部分もあって手応えは感じられました。次のSUGOと8月の鈴鹿は特にチャンスがあると思うので、しっかりと取りこぼしがないようにレースしていきたい」と2日間を振り返っていた。

またGT300クラスではNo.55ARTA BMW M6 GT3(高木真一/小林崇志)がトップタイムをマーク。昨日のドライコンディションでは思うようにタイムを伸ばせていなかったが、雨の2日目では他を圧倒するペースで周回。ARTA陣営は両クラス揃ってトップに立って、2日目を終えた。2番手にはNo.21Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン/藤井誠暢)、3番手にNo.61SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が続いた。

鈴鹿サーキットでは8月27・28日にシリーズ第6戦インターナショナル鈴鹿1000kmが開催される。チケットは公式ホームページの専用チケットサイト及び、コンビニ・プレイガイドで販売中だ。

《吉田 知弘》

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