BMWモトラッド、なぜ「下北沢音楽祭」に参加...「一方通行では共感してもらえない」

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BMWモトラッド・ブランド マーケティング スペシャリスト大西洋介氏
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地元商店街とライブハウスが協力して立ち上げた東京都世田谷区の地元音楽祭「下北沢音楽祭」(7~10日)に、なぜBMWモトラッド・ジャパン(BMW Motorrad Japan)は参加し続けるのか。

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当初から携わるブランド・マーケティング・スペシャリストの大西洋介氏は、その意図をこう話した。

「BMWの二輪車購入の中心は50才。これが単純に毎年上がっている。守らなければならないブランドの姿勢もあるが、いくらりっぱで頑丈な門でも、誰も寄せ付けないのでは意味がない。我々が本来、理解を得なければならない人に歩み寄っていかないといくのは、むしろ使命感だった」

音楽祭の主役は出演者と観客。同社は商店街組合と共に後援となり、実行委員会の会合に出席してイベントを盛り上げるための企画を考えてきた。その中で今度は、来場したライダーのために信金の駐車場を開放することを、地元に本店を構える昭和信用金庫(世田谷区北沢1)に商店街が提案、参加1年目にはなかったことが、2年目に実現した。

「バイク駐車場不足の問題意識は、バイク業界の大前提としてあるが、要望をするだけでは正面衝突になってしまったかもしれない。お祭りをいっしょにやっていく中で、地域の人の視点でバイクを考えてもらえたことは、逆にびっくりして感動した」

最寄駅から特設ステージを結ぶ無料タクシーサービス「Motorrad Taxi」には、『C650 GT』や日本未発売の電動スクーター『C-evolution』を提供、BMWインストラクターがタンデムシートに観客を乗せて運ぶ。

「音楽祭には地元の大学生や専門学校生100人ぐらいがボランティアで、汗水流して関わっている。そんな彼らが休憩時間などに、せっかく参加しているのだから乗ってみたらと誘うと、とても喜んでもらえる」

バイクに乗れない子供たちには、『S1000 RR』をモチーフにした「ウッドバイク」を用意。ミニコースを設置したが、これも子供連れの保護者が安心して音楽祭を楽しむことができて、子供が飽きないためでもある。

「メーカーが地域の交流に参加するのは非常にレア。これから先も継続することでどうなるかは誰もわからない。3年目を迎えてバイクの展示も、置ける場所があるならどこでも構わなと言っていただけるほどになったが、これから先どうなるか、もう少し大きな実りになるまで継続したい」

昨年、ベルリンではBMWモトラッドが主催する音楽イベントが開催された。規模は違うが、一歩先行く日本で大西氏は早くも来年に目を向ける。音楽祭は10日まで。

《中島みなみ》

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