重希土類フリーのHV用モーター磁石実用化、相場高騰で加速…ホンダと大同

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ホンダ、大同特殊鋼 共同会見
ホンダ、大同特殊鋼 共同会見 全 4 枚 拡大写真

ホンダと大同特殊鋼は7月12日、レアアースのひとつである重希土類を全く使用しないハイブリッド車用モーター向け磁石を世界で初めて実用化したと発表した。今秋発表予定の新型『フリード』から順次採用する。

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大同特殊鋼の完全子会社、ダイドー電子が持つ、HV駆動用モーターに使われるネオジム磁石の一般的な製法である焼結工法とは異なる熱間工法による量産化技術と、ホンダ側のモーター形状の最適設計により、ジスプロシウムなどの重希土類を使わなくても、従来と同等の耐熱性と性能を確保したのが特徴。

重希土類フリー磁石の開発責任者を務める本田技術研究所の清水治彦研究員は「もともと磁石の研究を始めた10年前はとても重希土類を完全フリーにはできないと考え、実は同じモーターの大きさで重希土類を半減することを目標に開発に着手した」と明かす。

そこで「少しでも重希土類を減らすことができればということで熱間加工に目を付け、当時、大同さんも取り組んでいることは知っていたが、ホンダ独自で小さな磁石を造れるように設備を入れてちびちび研究していた」という。

ところが「2011年にレアアース相場が高騰したことで、それまで取り組んできた研究に、人も予算もついて加速度が増した。設計部門がフルに協力してくれて足りなかった部分を設計で補うことで重希土類完全フリーになった」と清水氏は振り返る。

ただ「磁石の量産はホンダではできないので、大同さんにお願いすることにした」ことで、次期型フリードへの採用にこぎつけたわけだ。清水氏によると重希土類完全フリーで磁石のコストは1割ほど削減できたという。

《小松哲也》

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