【ダイヤトーンを聴く】パート3…快適・楽しいクルマにするために、オーナーが選んだアプローチとは

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HONDA・オデッセイ by シティロード福山(広島県)
HONDA・オデッセイ by シティロード福山(広島県) 全 4 枚 拡大写真

国産実力カーオーディオブランド「DIATONE」の魅力を、同社製品を搭載するショップデモカーあるいはユーザーカーを取材して浮き彫りにしようと試みている。それを通して同時に、カーオーディオの面白さについても掘り下げていこうと思う。

【画像全4枚】

さて、連載第3回目となる今回、取材班が向かった先は、広島県の実力カーオーディオプロショップ、“シティロード福山”だ。そして取材させていただいたクルマは、同店が製作した『HONDA・オデッセイ』(オーナー:安倍啓介さん)である。

■上級スピーカーを丹精込めて取り付けて、骨太なHi-Fiカーが完成!

早速、『オデッセイ』のシステム構成からご紹介していこう。まず、メインユニットとして採用されているのは『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』。『DIATONE SOUND.NAVI』の最新人気機種を、ソースユニット兼コントロールユニットとしてシステムの核に据えている。そしてその内蔵パワーアンプを使い、同じく「DIATONE」のフラッグシップスピーカー『DS-G500』をドライブする。

なおオーナーの安倍さんは、『DS-G500』の奏でるサウンドに包み込まれたいと考えて、リアスピーカーにも同スピーカーを搭載している。

ちなみに、スピーカーのインストールスタイルも本格仕様だ。トゥイーターはAピラーに埋め込まれ、ミッドウーファーは取り付け面を内張りパネルのツラまで立ち上げる“アウターバッフル”という手法で取り付けられている。さらには、ドア内部の音響的コンディションを整えるための“デッドニング”と呼ばれる作業も、十二分に手をかけて施工されている。

サブウーファーは用いず、メインユニットの内蔵パワーアンプでスピーカーを駆動するというシンプルなシステム設計となっているこの『オデッセイ』。しかしながら、ハイグレードなスピーカーをフロントとリアの両方に用い、さらには取り付けにも十二分に技術を注入することで、骨太なHi-Fiオーディオカーとして仕上げられている。どのようなサウンドが聴けるのか、大いに興味をそそられる…。

■カーオーディオへの興味が芽生えたタイミングで、「DIATONE」との運命的な出会いを果たす…

その音をリポートするより前に、このクルマが完成するに至ったバックボーンをご紹介しておきたい。

ところでこの『オデッセイ』は、安倍さんにとっての初めてのオーディオカーだ。そして、この状態に完成したのは今年の6月下旬。まだ出来たてほやほやなのである。

実を言うと安倍さんは、この『オデッセイ』に乗る前は、いわゆる“走り屋”系のクルマに乗っていた。しかし諸般の事情で“走り屋”から卒業することを決意し、カーライフのテーマを、“快適性の追求”にシフトした。安倍さんにとっての“快適なクルマ”とはつまり、“乗って楽しいクルマ”である。「オーディオの音が良くなれば、好きな音楽をもっと気持ち良く聴けるようになり、ドライブがさらに楽しくなるのではないか…」と、漠然と思いを巡らせていたという。

そんなタイミングで安倍さんは、偶然にもハイエンドカーオーディオの音を体験する機会を得る。職場にたまたま、カーオーディオを趣味とするお客さんがやってきたのだ。話を聞くと、「DIATONE」のハイエンドセンターユニット『DA-PX1』を核としたシステムを組んでいるという。カーオーディオに興味を抱き始めていた安倍さんは、何はともあれ早速その音を聴かせてもらった…。

これがすべての始まりだ。安倍さんはその音に衝撃を受け、カーオーディオに、そして「DIATONE」に一気に惹き付けられることとなったのだ。そうして安倍さんはその方から“シティロード福山”を紹介してもらい、すぐに同店の門を叩いた。

その時点で安倍さんの心は、メインユニットは「DIATONE」を使おうと決まっていた。問題はスピーカーだ。スピーカーに関しては「DIATONE」と決めつけずに、デモボードの製品をひととおり聴いたという。その中でもっともしっくりきたのは…。

やはり「DIATONE」だった。『DS-G500』サウンドのクリアさ、鮮度感が気に入り、こうして、この『オデッセイ』のシステムが決定されたのである。運命に導かれるようにして、安倍さんは「DIATONE」で初めてのフルシステムを組むこととなったのだ。

■“厚み”と“深み”に特長のある、手応え十分のサウンドが堪能できた

さて、『オデッセイ』のサウンドやいかに…。運転席に乗り込み、じっくりとその音を確認させていただいた。

試聴用トラックを流して真っ先に感じたのは、“厚み”と“深み”だった。情報量が多く、そして低音、中音、高音それぞれに充実感がみなぎっている。その上で、響きが的確でかつ余韻が美しい。ボーカルは艶やかで、管楽器の音色は倍音が幾重にも重なって豊潤。聴き応えのあるサウンドが満喫できた。

さらに、ステージの表現性がリアルであることにも唸らされた。奥行き感が十二分にあり、各楽器の位置関係もはっきりと認識できる。音色についても至って生々しく、実在感がある。

リアスピーカーを活かしていることも功を奏していると思われた。低音の量感も十二分に感じられたのだが、それなどは特に、リアスピーカーの存在がひと役買っているに違いない。フロントドアのスピーカーがしっかり鳴っていることと相まって、良質な低音が奏でられていた。

この音には、オーナーの安倍さんも大いに満足しているという。まだ完成したばかりであり、若干の硬さを感じるとのことではあるが、その部分はこの先エージングを重ねることで改善されるに違いない。

そしてこの音に感動したからこそ、安倍さんの視界にはシステムアップも見えている、とのことである。さらに手を加えたらどうなるのか、安倍さんの興味は、早くも次なるステージへと向いている。

カーオーディオを取り入れることで、“乗って楽しい”クルマを作り上げようとしている安倍さん。今のところそれは、手応えあるものとして実現できているようだ。「DIATONE」は確実に、安倍さんの心をワクワさせている…。

このクルマのシステムが、安倍さんの新たなカーライフが、今後どのように進化していくのか、そのあたりも大いに気になるところである。機会があればいつか、それについてもリポートしてみたい。再会できるのを楽しみに待ちたいと思う。

【ダイヤトーンを聴く】Part.3「快適なクルマ、乗って楽しいクルマにするために、オーナーが選んだアプローチとは…」

《太田祥三》

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