駅移設、高架化、電留線縮小!? 変わるとうきょうスカイツリー駅周辺[フォトレポート]

鉄道 行政
30パーミルを超える勾配の谷間にある伊勢崎線第2号踏切(桜橋通り)。浅草行き普通電車がとうきょうスカイツリー駅へと駆け上がる
30パーミルを超える勾配の谷間にある伊勢崎線第2号踏切(桜橋通り)。浅草行き普通電車がとうきょうスカイツリー駅へと駆け上がる 全 24 枚 拡大写真

東京スカイツリーの足元を行く線路が動き出す。東京都・墨田区・東武などは、伊勢崎線 とうきょうスカイツリー駅付近の連続立体交差化へ向け、事業認可、高架橋・仮設構造物の設計などを経て、工事に着手する構え(周辺写真・図面24枚)。

【画像全24枚】

伊勢崎線 とうきょうスカイツリー駅付近 連続立体交差化事業は、同駅付近の線路0.9kmを高架化し、同駅東側にある伊勢崎線第2号踏切(桜橋通り)を解消。あわせてとうきょうスカイツリー駅のホームなども東側に移設し、線路の北側に押上駅北口交通広場やアクセス道路(仮称・押上駅北口線)などを新設し、線路で隔てられていた南北の市街地をつなぐ。

とうきょうスカイツリー駅と曳舟駅は、ともに高架駅で、両駅間は、地上にある電車留置線へと連絡する関係などで、30パーミルを超える勾配で結ばれている。両駅間にある伊勢崎線第2号踏切が“谷間”となり、その西側(浅草方)には26パーミル、東側(北千住方)には34パーミルの勾配がある。

計画図には、この電車留置線と本線を一体的に高架化するイメージが描かれ、ほぼ「現在の鉄道用地限界」のなかで、上下本線、入出庫線(副本線)、留置線がかさ上げされる。

また電車留置線は、現状10本ほどの線路が敷かれているが、縮小する可能性もある。移設後のとうきょうスカイツリー駅部分の断面図イメージには、上下本線と入出庫線(副本線)の北側に、やや高い位置に2本の電留線が描かれているのみ。東武鉄道本社前付近は、「電留線跡地」とだけ記され、計画イメージはなにも描かれていない。

さらに、この連続立体交差化とあわせ、言問通りの左折車線設置・歩道拡幅、桜橋通りの歩道拡幅、南北通り新設など、南北方向のアクセスを充実させる。この付近の現状は、起伏のあるアップダウンやS字カーブが続く線路上を、ゆっくりと電車が行き交い、踏切が開くのを待つ歩行者、自転車、クルマが遮断機の前で列をつくっている。

《レスポンス編集部》

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