アルゼンチンに渡った丸ノ内線の旧型電車が「里帰り」…イベント等で活用へ

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アルゼンチンに渡った丸ノ内線の旧型電車が「里帰り」することになった。写真は丸ノ内線で運用されていた頃の旧型電車。
アルゼンチンに渡った丸ノ内線の旧型電車が「里帰り」することになった。写真は丸ノ内線で運用されていた頃の旧型電車。 全 3 枚 拡大写真

東京地下鉄(東京メトロ)は7月20日、アルゼンチン首都のブエノスアイレス地下鉄に譲渡した500形電車が「里帰り」することになったと発表した。

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500形は、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)時代の丸ノ内線で運用されていた電車。車体は赤をベースとし、白い帯とサインカーブを施したデザインが特徴的だった。現在の02系電車の導入に伴い全車引退したが、1996年には大半の車両がブエノスアイレス地下鉄に譲渡された。

ブエノスアイレス中心部からコリエンテス大通りを経てパルケ・チャス地区まで伸びるB線で運用されており、既に譲渡から20年が経過。近年は故障が多発していることから、スペイン・マドリード地下鉄の中古電車への置き換えが進んでいる。

東京メトロの発表によると、「鉄道技術発展に貢献した車両として保存する」ことを目的に500形を買い戻したという。7月11日には横浜港大黒ふ頭に到着しており、中野車両基地に順次搬入される。今後は車体などの補修を行い、訓練教育の充実や各種イベントでの活用が予定されている。

《草町義和》

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