米EVテスラ、小型SUVとピックアップトラック市場に参入へ

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テスラ モデルS
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米国のEVメーカー、テスラモーターズは7月20日、「マスタープラン パート2」を発表した。

「マスタープラン」は同社のイーロン・マスクCEOが、10年前に書いたのが最初。その当時、「高額になるのは避けられないが、少量生産車を作る」、「その売上でより低価格な中量生産車を作る」、「その売上でさらに低価格な大量生産車を作る」、「ソーラーエネルギーを提供する」ことが目標に掲げられた。

今回発表されたマスタープラン パート2は、その第2章。「バッテリー ストレージとシームレスに統合された素晴らしいソーラールーフを作る」、「すべての主要セグメントをカバーできるようEVの製品ラインナップを拡大」、「世界中のテスラ車の実走行から学び、人が運転するよりも10倍安全な自動運転機能を開発」、「車を使っていない間、その車でオーナーが収入を得られるようにする」、の4つが新たな目標として公表された。

中でも、注目できるのは、すべての主要セグメントをカバーできるよう、EVの製品ラインナップを拡大すること。『ロードスター』、『モデルS』、『モデルX』、『モデル3』に続く新型車の構想が明らかにされている。

テスラが開発する新型EVは、コンパクトSUVとピックアップトラックになる。現在、テスラはプレミアムセダンとSUVという比較的小規模なセグメントで、商品を展開。同社は、「コンパクトSUV、そして新しいタイプのピックアップトラックを販売することで、消費者市場の大部分をカバーできるようになる」と説明している。

《森脇稔》

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