【インフラ検査・維持管理展16】三菱重工のパワーアシストスーツ、2020年までに製品化へ

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三菱重工業が披露したパワーアシストスーツ
三菱重工業が披露したパワーアシストスーツ 全 3 枚 拡大写真

三菱重工業は「第8回インフラ検査・維持管理展」にパワーアシストスーツ(PAS)の試作機を披露し、来場者の注目を浴びていた。このPASは原子力災害時などで作業員の力を補助するために日本原子力発電と共同で開発したもので、これから実証を行うそうだ。

大きさは全長が399mm、幅が618mm、高さが1498mmで、重量が39kg。上半身と下半身のパーツで構成されている。スイッチを入れると、モーターが駆動して約40kgの重さを補助できる。「重い防護服を着けていても、その重さを感じなくなり、重たいものを運ぶことができます」と三菱重工業関係者は話し、フル充電で2時間の連続作業が可能とのことだ。

同社では現在、このPASを原子力分野以外での使用を模索しており、建築・土木関係でも使えないかさまざまな改良を進めているという。「うちでは福祉関係へ進むつもりはなく、あくまでも力仕事をする現場での活用を考えています」(同社関係者)と、他社とは一線を画す方針だ。

デザインについては、今のものよりも格段に良くし、注目されるようなものにしていきたいそうだ。製品化には少し時間がかかる見込みで、「なんとか2020年までに出していきたい」と同社関係者は話していた。

《山田清志》

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