日本グッドイヤーはオールシーズンタイヤ『ベクター 4シーズンズ』に新たに18インチ用を追加するなど品揃えを従来のほぼ倍に増やし、8月1日から販売を開始すると発表した。
日本グッドイヤーの金原雄次郎社長は7月26日、都内で会見し「我々グッドイヤーには、この分野のパイオニアとして欧米で30年以上にわたりオールシーズンタイヤのマーケットを切り拓いてきたという実績と知見がある。この実績をテコに日本でオールシーズンタイヤという新しいカテゴリーを開拓、定着させていきたいと考えている」と強調。
その上で「まだまだパイとしては小さな市場だが、新しいタイヤの使い方をマーケットに提案し、定着させるべく、商品を大幅に拡充し販売を加速していく」と述べた。
8月1日から販売を開始するベクター 4シーズンズは13インチから18インチまでの44サイズと従来の23サイズからほぼ倍増する。また従来品はヨーロッパから輸入していたが、新製品は住友ゴム工業に生産を委託し、国産に全面的に切り替わる。
販売目標について金原社長は「従来輸入品を売ってきたが、国産に切り替えることでデリバリー性を確保したので、従来品の販売本数規模の1ケタ上を狙いたい。それがどれくらいのタイミングでできるのかというところはあるが、まずはそこまで持っていきたい」と話した。