欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは7月28日、2016年第2四半期(4~6月)の決算を公表した。
同社の発表によると、アウディやポルシェ、セアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、569億7100万ユーロ(約6兆5876億円)。前年同期の560億4100万ユーロに対して、1.7%の増加となった。
一方、2016年第2四半期の営業利益は、18億9900万ユーロ(約2195億円)。前年同期の34億9200万ユーロに対して、45.6%の大幅な減益となっている。
大幅な減益となった主な要因は、排ガス不正問題に対して、22億ユーロ(約2545億円)の追加費用を計上したため。2016年第2四半期の世界新車販売は、260万9000台。前年同期比は2.2%増だった。
フォルクスワーゲングループ取締役会のマティアス・ミュラー会長は、「中期経営戦略に沿って、フォルクスワーゲングループは自動車メーカーから、世界をリードする持続的モビリティ提供企業へと変革していく」と述べている。