ボーイング、営業赤字に転落…787型機開発費など 4-6月期決算

航空 企業動向
ボーイング747の生産
ボーイング747の生産 全 3 枚 拡大写真

ボーイングが発表した2016年4~6月期(第2四半期)の連結決算は、売上高が前年同期比1%増の247億5500万ドルと増収だった。民間航空機の納入機数とサービス部門が伸びた。

損益では、『787』型機向け研究開発費の増加や、『747』型機プログラムと空中給油・輸送機『KC-46』プログラム費用を計上したため、営業損益は4億1900万ドルの赤字となった。当期損益は2億3400万ドルの赤字だった。

民間航空機をはじめとする受注残は堅調さを維持しており、民間航空機約5700機を含め金額ベースでは4720億ドルに達している。

ボーイングのデニス・マレンバーグ会長・社長兼CEOは「民間航空機と防衛両部門のチームが好調な売上高と営業キャッシュフローを収めたことで、会社の基本的な業績は堅調さを維持している。今年下半期をみても、市場をリードする製品の幅広いポートフォリオに対して全般的に健全な需要があることから、全社を通じて好調な業績が継続すると予測している。民間航空機の開発プログラムは順調に推移しており、空中給油・輸送機KC-46についても、顧客の生産意思決定に必要な飛行試験を完了した」としている。

2016年の1株当たりGAAP利益見通しは8.45~8.65ドルから6.40~6.60ドルに下方修正した。787型機向け研究開発費の振り替え、747型機と空中給油・輸送機KC-46で計上した費用の影響、堅調な業績、税制優遇を反映したとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る