三菱自山下副社長が進める改革、日産で行われた“コミットメント経営”導入か

自動車 ビジネス 企業動向
三菱自動車の山下光彦副社長
三菱自動車の山下光彦副社長 全 2 枚 拡大写真

三菱自動車は8月2日、燃費不正問題に関する外部の特別調査委員会がまとめた調査報告書についての記者会見を行った。そのなかで、山下光彦副社長は開発部門の組織を見直し、フラットで風通しの良い組織にしていく方針を示した。

[写真:乗用車技術センター]

山下副社長は日産自動車の元副社長で、三菱自動車の開発部門の立て直しのために派遣された人物。1979年京都大学大学院航空工学修士課程を修了し、日産に入社。同社では一貫して開発部門を歩み、04年常務執行役員、05年副社長に。そして、今年6月24日付で三菱自動車の開発部門担当副社長に就任、7月1日付で事業構造改革室の責任者となった。

その山下副社長は「全体では組織、会社の仕組み、文化と3つのポイントで、どこに問題があって、どこを改善すべきかに今取り組んでいる」と述べ、「経営陣が開発現場を把握していなかったのは大きな問題だった。開発部門は部長から副社長まで5階層もあり、情報が上がるまでに時間がかかっている。そこをフラットな『文鎮型組織』にして、開発の近いところにマネジメント情報も置く」と強調した。

と同時に、現場に役員が入り込んで技術論議をやっていく必要性を訴え、自ら開発現場の技術論議に入る仕組みをつくっていく考えを示した。このようにすれば、今回の問題は防げたと山下副社長は考えているのだ。

「『しっかり』や『きっちり』など精神的な部分ではなく、重要なのは『What』だ。何をいつまでにやるかが大事だろう。そこに着目し、重点を置きたい」と山下副社長。そのために「パフォーマンスレボリューション」という活動を開始した。これは開発部門を中心に全員参加型で会社をどうするのか、一人ひとりが具体的な課題を考えるもので、9月末までにまとめて、その解決策を年末までに出すそうだ。

「外部の力も借りるが、結局、会社を良くするのは内部の力だ。従業員一人ひとりが会社に貢献できることを考えてほしい」と山下副社長は力説。三菱自動車でも日産で行われたような、一人ひとりが目標に対して責任を持つ“コミットメント経営”が導入されそうだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ラガー』30年ぶり復活か?…土曜ニュースランキング
  2. 新東名・NEOPASA浜松で「“航空祭”フェスティバルIV」開催! 6月13日から
  3. トヨタ『ライズ』がRAV4デザインに!? 次期型が驚きの進化、国内トップSUVの最新情報
  4. 乗り心地重視・ヘタリ永久保証、タナベから『デリカミニ』用カスタムスプリングが発売
  5. ホンダ『N-BOX』の運転席を収納力アップ! 簡単設置の専用「ダッシュボードトレイ」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. BYD、Huawei、Xpengが示す中国自動車産業の次なるステージとは…匠新[インタビュー]
  3. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  4. AIドライブレコーダーで道路損傷を自動検出、「道路巡回ソリューション」共同開発…電気興業とサイバーコア
  5. JFEスチール、スポット溶接安定化技術が国内自動車メーカーの部品に初採用…高強度鋼板の適用拡大に貢献
ランキングをもっと見る