路上駐車経験者、4年連続で減少傾向

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路上駐車経験者、4年連続で減少傾向
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パーク24はドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に、駐車に関する意識調査を実施した。それによると、2年以内の路上駐車経験者の比率は4年連続で減少傾向にあることが判明した。

今回の調査は、8月9日「駐車場(パーク)の日」を前に、路上駐車防止の啓発活動の一環として行った。8月9日を「駐車場(パーク)の日」として定めたのはパーク24グループ。「1年のうち、たった1日でもいいから路上駐車が引き起こす様々な社会問題について考えてほしい」という願いを込めて、1988年にパーク24が記念日登録した。

2015年度の駐車違反取締り件数は140万件を超えた。また駐車車両への衝突事故は976件発生した。両方の件数も毎年減少しているが、駐車車両への衝突が原因の事故によって44名が死亡している。路上事故が危険な自己を引き起こす要因となっている。
アンケートによると、93%が車を運転中に「路上駐車が原因で危険を感じた経験がある」ことが判明した。昨年度の同様の調査では89%で4%ポイント上昇している。

2年以内に路上駐車をした経験があると回答した率は37%。アンケートを開始した2013年から4年連続して減少し、今年初めて4割を下回った。

路上駐車をした理由で最も多いのは「駐車場にとめるほどの時間ではなかったから」で56%。それ以外では、「近くに駐車場がなかった」が32%、「駐車場が満車だったから」が5%となっている。

年代別で見ると、20代以下は、「駐車場にとめるほどの時間がなかったから」が唯一60%を超えている。これは、他の年代よりも路上駐車に対する意識が低いとパーク24では分析している。30代以上は、「近くに駐車場がなかったから」と「駐車場が満車だった」を合わせると4割近くに上る。

路上駐車の車両が関与した人身事故で、「駐車車両に衝突した」した直接的なものが36%程度、それ以外は「駐車車両のための進路変更」「駐車車両による発見の遅れ」「駐車車両の直前後から飛び出し」といった間接的なものが64%だった。路上駐車による事故を減らすためにも、パーク24は今後も駐車場の設置を進めていくとしている。

《編集部》

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