ヤマハ発 柳社長、「導入始まると一気に広がる」…ナパバレー向け無人ヘリ

自動車 ビジネス 企業動向
ヤマハ産業用無人ヘリコプター「FAZER」
ヤマハ産業用無人ヘリコプター「FAZER」 全 2 枚 拡大写真

ヤマハ発動機の柳弘之社長は8月4日の決算発表の席上、米国カリフォルニア州のワイナリー向けに販売する無人ヘリコプター「UMS」について「導入が始まると一気に広がる」との期待感を表明した。

この事業は、今後の成長戦略の柱のひとつに位置付けている「米国農業市場」の開拓を担っている。米国ワインの最大の産地であるナパバレーでの農薬散布に使う。現地での実証試験を経て、このほど関係先から導入の認可を得ており、近く販売を始める計画だ。

柳社長によると、「現在の農薬散布はすべて人手に頼っている。UMSにするとコストは約10分の1で済む」といい、「一気の普及」への期待につながっている。ヤマハ発は、1983年に産業用無人ヘリに参入、国内で農業用などを販売してきた。海外向けは2003年から韓国の農業用に参入し、15年までに228機の登録実積をあげている。米国はこれに次ぐ本格的な市場開拓となる。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る