【GARMIN vivomove sports インプレ中編】機能は多くないが長寿命、常につけていられる手軽さが魅力

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スポーツブラックモデル。この日のターゲット歩数まであと半分という表示
スポーツブラックモデル。この日のターゲット歩数まであと半分という表示 全 16 枚 拡大写真

見た目はアナログ式の腕時計に見えるが実は活動量がチェックできるという、これまでにないライフログ機器、「vivomove sports(ヴィヴォムーブ・スポーツ)」が登場した。男女それぞれにマッチした2タイプが用意され、日常生活を送りながら、だれにも気づかれずに歩数などの活動量が把握でき、健康的なアクティブライフをサポートしてくれる。

使える機能「えー、これだけ?」とガッカリするのは早いかも

インプレ前編で紹介したとおり、ガーミン社にはライフログカテゴリーのvivoシリーズだけで現在8モデルがラインナップされている。ツール・ド・フランスを走るプロロードレーサーも現場で実戦投入しているvivosmart J HRは時刻、日付、一定時間運動していないことを知らせるムーブバー、万歩計、上昇階数、週間運動量、消費カロリー、1日の移動距離、現在の心拍数と平均安静時心拍、睡眠時間のモニタリングといったデータが収集できる。

それでは、外見としては普通の腕時計にしか見えないvivomove sportsはどこまでのことができるのか。結論から言えば万歩計、ムーブバー、睡眠時間のモニタリングだけである。えー、これだけ?とガッカリする人がいるかもしれないが、実はこんなくらいで十分だと思う人のほうが多いはずで、シンプルなだけに操作も簡単で表示も見やすい。メリットはそれだけではなく、バッテリー寿命が1年間もあるということ。前述したvivosmart J HRは約5日に一度充電する必要があるが、vivomove sportsなら1年に一度CR2025ボタン型電池を交換すればいい。

つまり、時刻と活動量の概要が分かれば十分という人はvivomove sportsがいい。心拍数を測ったり、走ったコースを記録したいという人はその他のvivoシリーズの中から自分の目的に合ったモデルを選べばいい。vivomove sportsの使い勝手としては、どんなスポーツをするかはお構いなしに気兼ねなく身体を動かして、終わったあとにスマホかパソコンでデータの詳細を確認する。そんな使い方をして、知らないうちに健康的なライフスタイルを手に入れることができる。

見やすい左右のバーとスマホ連携

文字盤には時間表示としての長短針と秒針があるほか、左右に2つのバーがある。左のバーは1日を通してカウントしたステップ数を、目標ステップ数に対してパーセンテージで表示するステップバーだ。目盛りがフルになったらその日の目標クリア。この目標ステップ数は達成するごとに自動的にレベルを高めていく。ガーミン社が提供するクラウドサイト「connect.garmin.com」やスマートフォンアプリ「GarminConnect Mobile(Android/iOS)」で任意に設定することもできる。

右のバーは一定時間カラダを動かしていないときに運動を促す役割をするムーブバーだ。赤色をしていて、ガーミン社のライフログバンドに標準装備される機能だが、それをちょっとアナログ化した表示にしているのが特徴。ムーブバーは数分間ウォーキングをすることで赤い色のバーが消滅する。仕事に疲れたらちょっとリラックスするために散歩に出かけようというお知らせと思えばいい。

本体の右側には一般的な腕時計と同様にリューズがある。1つ引っ張れば針を動かして時刻合わせができる。リューズを1つ押せば活動量をスマホに送信することができる。この機能を駆使するにはまずスマホに「GarminConnect mobile」アプリをダウンロードしペアリング設定を済ませておく必要がある。スマホで同期が完了したら、「connect.garmin.com」でも走行記録の閲覧が可能になる。

1日中つけていられるが、水には注意

「connect.garmin.com」をパソコンで見てみよう。まずは1日の歩数状況がわかる。また、15分ごとにどれだけ歩いたかが棒グラフで表示されている。デスクワークなどで歩いていない時間は赤い帯で表示される。また睡眠時間も表示されるが、さらにその詳細として眠りの深さの指標となる「深い睡眠」と「浅い睡眠」の時間帯、そしてその割合が確認できる。睡眠中の動きもチェックされている。寝返りが多いときはおそらく浅い睡眠で、夜中にトイレなどに起きたときはグラフが一気に上昇するので一目瞭然だ。

さて、ライフログバンドというと24時間手首に着用して、寝ている間も運動後のシャワー時もその活動量を記録するというイメージがある。それではラバーバンド仕様のvivomove sportsもシャワーを浴びられるかといったらそうではないらしい。仕様には「50m防水」とあるが、これは水がまったく動かない状態で水深50mの水圧に耐えられるということ。スイムのクロールのように水の中で動かせば水深50mを軽く超える水圧がかかるし、水道の蛇口から水をかけても同様。結論から言うと手を洗うときに水がかかる程度なら大丈夫だけど、シャワーやお風呂の時はvivomove sportsは外しましょう。

《山口和幸》

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