米運輸省、ARC製エアバッグの調査を800万個へ拡大…異常破裂の可能性

自動車 ビジネス 企業動向
ARCオートモーティブの公式サイト
ARCオートモーティブの公式サイト 全 1 枚 拡大写真

タカタ製エアバッグの不具合による大規模なリコール(回収・無償修理)問題。今度は他社のエアバッグにも不具合の可能性があるとして、米当局が本格的な調査に乗り出した。

これは8月4日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「ARCオートモーティブが製造したエアバッグに関して、調査を拡大する」と発表している。

今回の発表は7月、カナダで起きた死亡事故を受けての対応。ヒュンダイ『エラントラ』の2009年モデルが事故の際、運転席エアバッグが異常破裂した可能性があり、ドライバーが死亡した。

米国NHTSAは米国内で起きた2件の事故を受けて、2015年7月から、ARCオートモーティブを調査してきた。2件の事故では乗員が負傷したが、今回のカナダでの事故ではドライバーが死亡したことを重視し、調査を拡大している。

NHTSAは、2004年9月以降に生産されたARCオートモーティブ製エアバックインフレーターおよそ800万個に、調査対象を広げる方針。NHTSAは、「米国ではクライスラー、GM、キア、ヒュンダイの各車に搭載されている」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る