勾配がきつい鉄道6社、「山の日」記念のピンバッジ発売

鉄道 企業動向
急勾配の鉄道路線を運営している「パーミル会」6社は各社ごとに自社の鉄道車両をデザインしたピンバッジを発売する。
急勾配の鉄道路線を運営している「パーミル会」6社は各社ごとに自社の鉄道車両をデザインしたピンバッジを発売する。 全 7 枚 拡大写真

「全国登山鉄道パーミル会」に参加している鉄道6社は、今年から8月11日「山の日」が祝日になるのを記念し、鉄道車両をデザインしたピンバッジを販売する。

パーミル会に参加しているのは、箱根登山鉄道・富士急行・大井川鐵道・叡山電鉄・南海電気鉄道・神戸電鉄。発表によると、ピンバッジは各社が自社の鉄道車両をベースにデザインして発売する。デザイン元の車両は以下の通り。

箱根登山鉄道:3000形電車「アレグラ」
富士急行:1000系電車「マッターホルン号」
大井川鐵道:井川線DD20形ディーゼル機関車
叡山電鉄:900系電車「きらら」
南海電気鉄道:30000系電車「こうや」
神戸電鉄:3000系電車

発売額はいずれも400円。8月11日から各社の主な駅などで一斉に販売される。各社の販売場所では、その会社のピンバッジのみ販売され、他社のピンバッジは販売しない。販売数は各社1000個で、売切れ次第販売を終了する。

このほか、8月11日の10時から15時まで、大井川鐵道の千頭駅で合同販売会を開催。6社全てのピンバッジを購入できる。また、合同販売会で3社以上のピンバッジを購入した人のなかから、抽選で50人にパーミル会のロゴマークをデザインしたピンバッジ(非売品)、30人(各社5人)に各社ノベルティグッズをプレゼントする。

パーミル会は2009年9月、「観光地が沿線にあり、かつ登山鉄道としての性格を有している」6社が、認知度の向上や旅客誘致などを目的に結成した。団体名称の「パーミル」は、鉄道においては水平距離1000mあたりの高低差を指す単位として用いられており、数字が大きければ大きいほど勾配がきつくなる。

6社はいずれも山間部を通る鉄道路線を運営しており、最急勾配は40~90パーミルとなっている。

《草町義和》

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