【インドネシアオートショー16】今日からが本番、品定めをする来場者&価格表を持ったスタッフ

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じっくりと車内を確認する来場者(2016 GIIAS)
じっくりと車内を確認する来場者(2016 GIIAS) 全 8 枚 拡大写真

11日にインドネシア・ジャカルタ郊外で開幕したインドネシアオートショー。本日13日が開幕後初の週末ということで、会場は多くの来場者で賑わいを見せている。

即売会という面も持つインドネシアのモーターショーだが、その中でも特に多くの人を惹きつけているのが、ミニバンをラインナップに持つ日系メーカーだ。インドネシアではクルマを使用する際は大人数で移動することが多く(1人や2人の場合はバイクやスクーターが主な交通手段となる)、7人乗り以上が当たり前という、軽自動車が多い日本や1人の移動にもクルマを使うアメリカとは対照的な市場なのだ。

日系メーカーはそんな東南アジア向けに、様々なミニバンを用意。トヨタは『アバンザ』、ホンダは『モビリオ』、日産は『グランド リヴィナ』など、日本では見ることができない大型のクルマを出展。多くの来場者が実際に乗ってみたり、積載量を確認したりと、購入に向けて入念にチェックしている姿が見られた。家族連れの来場者が多く、特にシートの座り心地や荷室の大きさをチェックする女性の姿が目立った。

マツダや欧州のメーカーなど、ミニバンのような大人数が乗れるクルマを多く持たないメーカーのブースには来場者もまばらで、男性が憧れのような眼差しで車両を眺めたり、楽しそうに運転席に座っていた。

インドネシアでは日系メーカーのシェアが高い。理由としては上記の他に、値段の安さがあげられる。会場で配布されている価格表によると、アバンザは1億8320万ルピア(約141万円)、モビリオは1億8200万ルピア(約140万円)、グランド リヴィナは2億250万ルピア(約156万円)で、すべて7人乗りだ(価格はいずれも最安グレード)。日本より物価が安いインドネシアだが、「頑張れば買える」値段に抑えているのも、日系メーカーが強い理由に間違いないだろう。

《関 航介》

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