欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは8月12日、7月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、78万7300台。前年同月比は0.6%減と、4か月ぶりに前年実績を下回った。
7月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国が、28万5900台。前年同月比は16%増と、5か月連続で前年実績を上回った。中国を含めたアジア太平洋地域は、11.6%増の31万1400台と、3か月連続で増加する。
また北米は、前年同月比0.3%減の8万1500台と、3か月連続の前年割れ。このうち米国は、5.1%減の5万1300台と、引き続き減少。排ガス問題の影響で落ち込む。
また欧州は、前年同月比4.7%減の32万3800台と、マイナスに転じた。このうち、西欧は、6.6%減の27万0200台を売り上げた。地元のドイツも、8.7%減の10万3600台と、4か月ぶりの前年割れ。
フォルクスワーゲングループの2015年の世界新車販売は、993万0600台。初の1000万台超えとなった2014年に対して、2%減と落ち込む。2016年1-7月は、前年同期比1.3%増の590万4100台だった。