海上保安庁、自律型海洋観測装置を導入---リアルタイムな把握

船舶 行政
観測網を構築するAOV
観測網を構築するAOV 全 4 枚 拡大写真

海上保安庁は、「自律型海洋観測装置(AOV)」を導入し、日本で初めて海象・気象情報の網羅的な観測を開始する。

【画像全4枚】

AOVは、太陽光発電や波の力を使って無人で長期の海洋観測を実施できる環境に優しい海洋観測機器。AOVを使用し、海洋観測網を構築することで、海象、気象情報を継続的・長期的に観測することができ、観測結果をリアルタイムにホームページ上で提供する。これによって航海安全のための基礎情報の充実を図る。

船舶の運航やマリンレジャーでの海上の安全確保には、海況、流れ、風、波浪などの様子を把握することが重要だが、海上では常時観測データが不足している。

自律型の海洋プラットフォームであるAOVを主に西日本海域を管轄する第七・八・十一管区海上保安本部にそれぞれ2台配置する。複数台を同時に使用することで日本で初めて海象・気象情報を網羅的に観測し、観測結果をリアルタイムにホームページで提供する。

これによって海の流れ、海水温や波浪、海上の風・気温・気圧などを把握、海難事故の未然防止に役立てていく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 万能のメルセデスベンツ『ウニモグ』、史上最も豪華なコンセプトカー登場…『Gクラス』の上を行く
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. スズキは『モンスターハンター』とコラボ!『ジムニーノマド』&『DR-Z4S』カスタムほか、計9台を出展予定…東京オートサロン2026
  4. 都市型小型3輪EV「Lean3」、ベクターのOS「MICROSAR Classic」採用
  5. 「カッコ良すぎ」黒い三菱『アウトランダーPHEV』にSNSも注目! 価格については「気絶しそう」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る