カストロール、東京バーチャルサーキットでイベント開催…スポーツ走行とオイルの関係性とは

自動車 ビジネス 企業動向
カストロール オイルマスター プロジェクト
カストロール オイルマスター プロジェクト 全 16 枚 拡大写真
BPカストロールは8月20日、東京・赤坂にある東京バーチャルサーキットにて「カストロール エッジ」のキャンペーンイベントを実施した。

このイベントは、自動車SNS「みんカラ」ユーザー限定のモニター企画の一環として行われたもので、エンジンオイルへのこだわりや選び方などのブログ記事をみんカラに投稿した人の中から選ばれた21名が高性能シミュレーターを使ったドライビングレッスンを体験した。

ドライビングレッスンでは、2008年のレッドブルF1マシン『RB4』と同型の筐体でパドルシフト、2ペダルというフォーミュラー仕様のシミュレーターおよびポルシェ『966 GT3』ベースに改造したツーリングカー仕様のシミュレーターを使用。参加者は7mの巨大スクリーンに映し出される富士スピードウェイのコースを、それぞれのシミュレーターで約8分間ずつ、タイムアタックに臨んだ。

タイムアタック後は、元レーサーで東京バーチャルサーキットのインストラクターを務める砂子塾長こと、砂子智彦氏による参加者各自のドライビングデータをもとにした振り返りやアドバイスが行われた。砂子塾長は「クリッピングポイントの手前、一番曲げたいところで、速度が合っていれば誰が切っても曲がる。曲がるからアクセルがオンできる、そうするとタイムがでる。それがサーキットのからくり」と強調していた。

また名古屋市にあるBPカストロールテクノロジーセンターでカスタマートレーニングマネジャーを務める大橋通人氏からは「カストロール エッジ」の商品概要やスポーツ走行におけるオイルの重要性などの解説があり、「粘度は高い方が良いだろうと思われがちだが、実はエンジンオイルの粘度と加速性は反比例になる。だからレースでベストのタイムを出したいという時にはギリギリまで粘度を下げることをお勧めする。ただしエンジンを焼き付けるリスクも上がってくる」と話していた。

さらに元F1レーサーでオートバックス レーシング チーム アグリの監督を務める鈴木亜久里氏によるトークショーも行われた。ドライバーとしてのスキルアップについて聞かれた鈴木氏は「やっぱり練習すること。ただモータースポーツってなかなか練習できないから、いっぱい乗っている人と乗ってない人の差はどんどん広がっていってしまう。今F1もテストとかできないから、ドライバーはみんなシミュレーションで練習しているよね」と応じていた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 【ジープ レネゲード eハイブリッド 新型試乗】レネゲード、ここにいよいよ極まれり…島崎七生人
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る