【ホンダ NSX 新型】復活構想は6年前から

自動車 ニューモデル 新型車
本田技術研究所の和田範秋主任研究員
本田技術研究所の和田範秋主任研究員 全 7 枚 拡大写真

ホンダは8月25日、2代目となるスポーツカー『NSX』の全面改良モデルを発表し、北米などに続き国内での受注を始めた。日本での価格(税込み)は2370万円。グローバルで3年間に6000台の販売を計画している。

初代NSXは、一般ドライバーにも運転しやすい高性能スポーツカーとして1990年に発売され、北米や日本、欧州などで2005年まで2万台近くが販売された。11年ぶりの復活となった2代目は、日米を中心とした技術者による「グローバル開発チーム」によって商品化が進められてきた。

同チームで「ダイナミックアドバイザー」を務め、初代の開発にも参画した経歴をもつ本田技術研究所の和田範秋主任研究員によると、2代目の開発構想は6年ほど前の2010年当時に始まったという。NSXはホンダを象徴するモデルとして復活が期待されながら、燃費などの規制強化や08年のリーマンショックといった経営環境の激変に翻弄されてきた。

復活を後押ししたのは「スポーツカーとは別の量販車の世界でも技術の成熟が進んだ」(和田氏)ことが大きかったという。つまり、2014年の新型『レジェンド』に搭載された進化版の3モーターハイブリッド(HV)システムの「SH-AWD」などである。こうしたパワートレインや先進の生産技術などの採用で、初代のコンセプトを継承しながら「世界第1級の運動性能を、快適に操れるスーパースポーツ」(同)を送り出すことができたとアピールする。

《池原照雄》

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