とさでん交通、ネーミングライツを実施…高知橋停留場

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高知橋停留場におけるネーミングライツのイメージ。現在の停留場名に副名称を加える形になる。
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とさでん交通はこのほど、路面電車の高知橋停留場(高知市)で命名権(ネーミングライツ)の実証実験を行うと発表した。新たな収入源の確保による安定輸送を目指す。

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発表によると、電停やバス停ごとにスポンサーとなる企業を募集。従来の名称に社名や店舗名、ブランド名などを副呼称として加える形で、新しい名称を命名してもらうという。

今回は実証実験として、桟橋線の高知駅前~蓮池町通間にある高知橋停留場でネーミングライツを実施。電停の行灯(あんどん)や案内板、車内放送、電光掲示板などで新しい名称を案内する。契約期間は3年間で、募集期間は9月15日まで。

とさでん交通は、高知市を中心とした路面電車とバスのネットワークを運営している交通事業者。2014年10月、土佐電気鉄道や高知県交通など3社の経営統合により発足した。

以前は土佐電鉄や高知県交通が公共交通を運営していたが、利用者の減少などによる経営悪化を受け、統合計画が浮上。高知県や高知市など沿線自治体出資のとさでん交通が設立され、3社の路面電車とバスの運営を引き継いだ。

《草町義和》

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