JR西日本、山陰エリアにICカード導入…岡山エリアと接続

鉄道 企業動向
新たにICカードが利用できるようになる駅(赤丸)。備中高梁~伯耆大山間は一部の駅に限り導入される。
新たにICカードが利用できるようになる駅(赤丸)。備中高梁~伯耆大山間は一部の駅に限り導入される。 全 1 枚 拡大写真

JR西日本米子支社は8月24日、同社が展開しているICカード「ICOCA」を中国地方の「松江・米子・伯備地区」に導入すると発表した。サービス開始は12月を予定。鳥取県と島根県の鉄道駅に、初めてICカードが導入される。

発表によると、新たにICOCAを利用できるようになる路線は、伯備線の備中高梁~伯耆大山間と、山陰本線の伯耆大山~出雲市間。両区間のうち、伯備線は新見・生山・根雨3駅に限りICOCAを新たに導入するが、山陰本線は全15駅に導入する。いずれもICOCAのほか、Suicaなど全国相互利用サービスの交通系ICカードに対応。伯耆大山~出雲市間ではICOCA定期券も利用できる。

備中高梁駅では、既にICOCAが導入されている「岡山・福山地区」に接続する形になり、岡山・福山地区の駅から松江・米子・伯備地区のICOCA導入駅までICOCAを利用することも可能だ。ただし、特急『やくも』を利用する場合は特急券を別に購入する必要がある。

松江・米子・伯備地区のJR線にICOCAが導入されると、ICカードを利用できる鉄道駅が存在しない都道府県は、青森・秋田・福井・徳島の4県だけになる。ただし、青森県と秋田県の新幹線駅にはIC自動改札機が設置されており、モバイルSuicaで利用できる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. 軽ワゴンの走りを変える! ブリッツ、新型『ムーヴ』『ステラ』用スロコンとターボ車ブーストアップパーツを発売
  3. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  4. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る