【トヨタ プリウスPHV 新型】大型部品のバックドアに炭素繊維強化樹脂を採用

自動車 ニューモデル 新型車
プリウスPHV新型 バックドアのカットモデル。黒い部分がCFRP
プリウスPHV新型 バックドアのカットモデル。黒い部分がCFRP 全 8 枚 拡大写真

トヨタ自動車は、今冬に発売する新型『プリウスPHV』の報道関係者向け試乗・技術説明会を開いた。先進モデルとして新技術や新機構を積極的に採用するなか、素材面ではバックドアにCFRP(炭素繊維強化樹脂)を大量使用した。

バックドアの素材は外板部に樹脂、開閉関係部品に少量の鉄製品を使っているほかは、インナー骨格と呼ぶ部位に使ったCFRPが大半を占める。MSボデー設計部の西野章グル―プ長によると「量産モデルで、これだけの大型部品にCFRPを使ったのは業界でも異例」と見ている。

軽量化をはじめ、テールランプのデザインの自由度、後方視界の改良といった狙いから「開発の初期段階でCFRPの採用を決めた」(西野氏)という。薄く流れるようなデザインとしたテールランプは、後部デザインの最大の特徴ともなっている。

重量では、インナー骨格にアルミを使用した場合に比べ、約40%の軽量化を実現している。また、コスト高がネックのCFRPだが、内装部分はCFRPを剥き出しにしたデザインとすることなどにより部品を削減、「アルミの場合とほぼ同等レベルの原価」(同)を達成したという。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る