2017年「FIA 日本スーパーラリーシリーズ」が発足…国際格式3戦で構成

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昨年の全日本ラリー選手権「モントレー2015 in 嬬恋」の模様(参考写真)。
昨年の全日本ラリー選手権「モントレー2015 in 嬬恋」の模様(参考写真)。 全 5 枚 拡大写真

26日、来季2017年に「FIA 日本スーパーラリーシリーズ」という新たなシリーズが発足することが発表された。これは全日本ラリー選手権等との併催によるFIA(国際)格式のラリー3戦から成るシリーズで、ラリー競技のさらなる発展を目指しスタートする。

シリーズ準備委員会発表のリリースには、ラリーイベント主催等を長く手がけている「AG.メンバーズスポーツクラブ北海道」の田畑邦博代表と、群馬県でモータースポーツ普及等に努めるNPO法人「M.O.S.C.O」の高桑春雄代表が名を連ねており、「参加可能車両の拡大とグローバル化」「参加者およびラリーファンにとって一層充実したイベントの実施」「近年のラリーの盛り上がりを一段と推進するものとして」といったシリーズ設立目的が述べられている。

また、「新たに運営組織を設置し、競技、プロモーション、イベントなどを統合して行なう予定」とされ、それによって「参加者、観戦者、ファンにとって価値あるラリーシリーズの確立を目指す」。

2017年の「FIA 日本スーパーラリーシリーズ」は下記の3戦による構成。いずれも、既にJAFが発表した来季のFIA国際スポーツカレンダー申請(既報)に国際格式として名が載っているラリーだ。

■2017 FIA JAPAN SUPER RALLY SERIES
Rd.1 2月2~5日 Rally of Tsumagoi(群馬/東日本ラリー選手権と併催)
Rd.2 6月8~11日 Montre 2017 in Tsumagoi(群馬/全日本ラリー選手権と併催)
Rd.3 9月15~17日 Rally Hokkaido(北海道/アジアパシフィックラリー選手および全日本と併催)

第1戦がスノー、第2戦がターマック、第3戦がグラベルという路面サーフェスでの戦いになる。

スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、SUPER GTなどに続き、新たな“スーパー”シリーズが加わることになったわけだが、来季は世界ラリー選手権(WRC)にトヨタがワークス復帰するという話題もあり、日本のラリーシーンをさらに活気づかせる好機ともいえる。そこでこの新シリーズがどんな存在感を発揮するのか、注目されるところだ。

《遠藤俊幸》

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