集団暴走のバイクと誤認、無関係なバイクを抑止して事故を誘発

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8月28日午後10時30分ごろ、滋賀県大津市内の県道をパトロールしていたパトカーが、集団暴走していたバイクと誤認して別のバイクを抑止。このバイクが衝突を回避しようとした際に歩道上の郵便ポストに突っ込む事故が起きた。運転していた男性が負傷している。

滋賀県警・大津署によると、現場は大津市玉野浦付近で片側1車線の直線区間。2台のバイクは対向車線側から進入してきたパトカーに進路を塞がれる状態となったが、このうち1台が衝突を回避しようと道路左側の歩道に乗り上げ、前方の郵便ポストに衝突した。衝突の弾みでバイクは転倒し、運転していた17歳の男性が打撲などの軽傷を負っている。

パトカーは付近をパトロールしていたところ、直前に爆音を立てて走行する3台のバイクとすれ違い、これを追跡するためにUターンしようとしていたが、さらに2台のバイクが走行してきたことを確認し、「追走する仲間のバイク」と判断。対向車線側を塞いで抑止しようとしたという。実際には後から来たバイクは前走していた集団とは無関係だった。

抑止を行った際、パトカーは赤色灯を点灯させていたものの、サイレンは使用していなかった。停止を呼びかけるアナウンスも行わず、進路だけを塞いでいたとみられる。警察ではパトカーを運転していた32歳の男性警部補から事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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