高速バス、車載器とビッグデータで運行管理へ…WILLER EXPRESS

自動車 ビジネス 企業動向
ウィラーの夜行高速バス(資料画像)
ウィラーの夜行高速バス(資料画像) 全 2 枚 拡大写真

1日20路線230便を運行する高速バス WILLER EXPRESS は、運転士用眠気検知器、ネットワーク型車載デジタコ、衝突被害軽減ブレーキ、天気情報高度連携などを組み合わせ、リアルタイム運行情報をビッグデータとして活用。トラブル未然防止やダイヤ設定に活かしていく。

運転士用眠気検知器は、眠気検知ウェアラブルセンサー「FEELythm」を採用。運転士自身が気付かない眠気の予兆をセンサーが検知し、本人に警告し眠気を自覚させる。また、眠気を検知した場合、遠隔の運行管理者にその情報がリアルタイムで伝わり、管理者はその運転士に対し休憩指示などを出す。

また、ネットワーク型車載デジタコは、ドラレコ搭載モデルを10月末までに全車両に導入予定。この車載器は、車両の速度、急ブレーキ、急加速などの情報を収集するほか、運転士の眠気を検知した位置情報などもデータ化される。

この眠気検知デバイスとドラレコ搭載デジタコを組み合わせ、車両の高度な動態管理を実現。リアルタイムに集まる情報をビッグデータ活用し、急ブレーキの多発するポイントなどを自動抽出。乗務員全員に情報を共有させ、トラブル未然防止へとつなぐ。

さらに、運行中のバスから次々と集まる情報から、今後のダイヤ設定やルート更新、休憩ポイント変更などに役立てる。

同社は、保有する約200台のバスに、衝突被害軽減ブレーキ(PCS)の導入もすすめている。こちらは2017年末までに全車に載せるという。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る