SUPER GT 初音ミク陣営で小学5年生がマネージャー職を体験…松本唯依さん「歩く距離の長さに驚き」

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(右から)片山右京監督、谷口信輝選手、片岡龍也選手とともに、マシンの前で記念撮影におさまる松本さん。
(右から)片山右京監督、谷口信輝選手、片岡龍也選手とともに、マシンの前で記念撮影におさまる松本さん。 全 10 枚 拡大写真

SUPER GT第6戦・鈴鹿1000kmの予選日(8月27日)、今回が実施3回目となる「ZF KIDS DREAM JOB」で、小学5年生の松本唯依さんがチームマネージャー職を体験。大のレース好きである松本さんにとっても、マネージャーの歩く距離の長さは予想外のものだった。

【画像全10枚】

ZF KIDS DREAM JOBは「おしごと 夢 体験」のキャッチフレーズのもと、SUPER GTのシリーズパートナー、自動車部品サプライヤーZFが主宰するプログラム。10~18歳の少年少女を対象に、他では実現が難しいSUPER GTのレースウイークという真剣勝負の現場でのスペシャルな職業体験をしてもらおうという、意義ある試みだ。

当日の模様を撮影した映像も公開中

第4戦SUGOでのメカニック第5戦富士での場内アナウンサーに続き、今回は参戦チームのマネージャー職が体験種目となった。チャレンジャーは小学5年生、11歳の松本唯依(まつもとゆい)さん。このプログラム初の女子登場である。

「お父さんの影響で私もレースが好きになりました」という松本さんは三重県在住。鈴鹿サーキットでのSUPER GTやスーパーフォーミュラは「毎回、観に来ています」とのことだ。今回も体験翌日の決勝日は“いつものように”家族でレース観戦に訪れており、「岡山や富士のレースは遠くてなかなか行けないですけど、テレビで観ています」と、かなりのマニアぶりが推察される。

好きなドライバーは山本尚貴選手だという松本さん。応募のきっかけは、SUGOでの第1回実施となった高校生のメカニック体験の記事等を読み、「私もやってみたい」と思い立ったそうだ。

松本さんが今回“チーム入り”した先は、GT300クラスの強豪、#4 グッドスマイル 初音ミク AMGを走らせるGOODSMILE RACING & TeamUKYO。元F1ドライバーの片山右京監督が指揮を執り、谷口信輝選手と片岡龍也選手が走る初音ミク陣営は、とびきり陽性のチームキャラが持ち味でもある。なかでもその中核は谷口選手で、松本さんも「谷口選手はすごくおもしろくて」と笑顔で振り返る。「何回会っても、『はじめまして』って言われるんです。4回くらい言われました」。谷口選手一流の“和ませ術”を体験し、「このチームをもっと応援したくなりました」。

さて、小学生ながらレースにはかなり詳しそうな松本さんだが、やはり実際にレースチームの仕事を体験してみると、テレビや観客席からでは分からない新たな発見に驚くこととなった。それは予選日にマネージャーが公式通知受取等々の職務遂行にあたって歩く、その移動距離の長さである。

「ピットからコントロールタワー(の方)まで何回も行ったり来たりして、『すごいな』と思いました」。階段を使う箇所も少なくはなく、鈴鹿サーキットの場合はホームストレートとピット・パドックが1コーナーに向かって下り坂で、コントロールタワーが最終コーナー寄りの立地であることも移動の困難さを助長する。ピット位置次第で困難の度も変わるが、いずれにせよ鈴鹿では特に往路は辛くなるのだ。

「全部ついていかせてもらったんですけど、遠かったです。でも(本職の)マネージャーさんは慣れている感じでしたね。体力もないとできない、大変なお仕事なんだと思いました」

松本さんの夢は「動物のお医者さん」。ただ、今回の貴重な体験を通じて、大好きなレースの世界でのマネージャーの仕事も「やってみたいな、と思いました」。もちろんまだ小学生、夢は獣医さんやレースチームマネージャーを含めつつ、それらに限定されることなく大きく広がっていくと思うが、間近で本職ならではの凄みを見て得た経験は、必ず何かに活きてくることだろう。

第1回の高校生、第2回の中学生に続いて、第3回の今回も小学生が貴重な人生経験を積みつつ、レースの仕事の凄さ、大変さ、素晴らしさを実感し、アピールしてくれた「ZF KIDS DREAM JOB」。このプログラムはSUPER GTの国内大会が対象で、11月のもてぎ大会でも実施予定だ。今季最後の機会ということになるが、募集は10月13日まで受け付けている。

《遠藤俊幸》

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