【WEC 第5戦】トヨタの可夢偉組が決勝3位…優勝はポルシェ

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決勝3位に入ったトヨタ6号車トリオ、左からコンウェイ、サラザン、小林可夢偉。
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世界耐久選手権(WEC)第5戦メキシコは現地3日、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで決勝6時間レースを行ない、LMP1-Hクラスのトヨタ勢では小林可夢偉組の6号車が3位に入った。優勝はポルシェ1号車。アウディを含めた3メーカーが表彰台を分け合う結果となっている。

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前日に行なわれた予選、日独3メーカーがワークスバトルを展開する最高峰LMP1-Hクラスは、アウディ1-3位、ポルシェ2-4位というかたちで決着し、トヨタは5-6位。決勝レースでも優勝争いはアウディ対ポルシェを主軸に展開されていくことになる。

レース中盤からは雨も絡む流れとなるなか、勝利をおさめたのはポルシェ1号車(M. ウェーバー&B.ハートレー&T. ベルンハルト)。ドライブスルーペナルティを受けるシーンがあったり、残り5分ほどでコースを飛び出してヒヤリとさせる場面まであった1号車だが、ドイツ勢4台のなかでは彼らが最も順調にレースを進められたといえる内容で、前戦に続く2連勝を達成した。ポルシェ勢としては3連勝で、今季5戦4勝。

2位はアウディ7号車(A. ロッテラー&M. ファスラー)。序盤、タイヤの問題で早期ピットインすることとなり遅れをとったものの、ロッテラーの雨中での素晴らしい追い上げが実り、2位表彰台を得ている。ポール発進だった僚機 8号車は、マシントラブルに起因すると見られるコースオフ~クラッシュや長時間のガレージイン作業があるなどして27位(全クラス総合順位)。

そしてレース後半、ポルシェ2号車と戦って3位に進出し、終盤には一時2番手を走るところまで浮上して見せたのがトヨタ6号車(小林可夢偉&S. サラザン&M. コンウェイ)だった。中嶋一貴組の5号車はパワートレインの電気系とされるトラブルにより早期戦線離脱となってしまったが、6号車が粘り強くレースを戦い抜き、今季3回目の表彰台フィニッシュ。6号車は初日クラッシュからの船出だったことを思えば、3位はまずまず以上の結果といえるだろう。

#6 小林可夢偉のコメント

「予想外の結果です。我々にとってはタフなレースウイークでしたが、表彰台獲得という、チームにとって良い結果で終えることが出来ました。メカニックにとっては大変な週末でしたが、それに報いることも出来たと思います。表彰台から皆の喜ぶ姿を見られて嬉しいですね。予選の後、ポルシェ(最終結果4位の2号車)を抜いて2位を争えるとは誰も予想していなかったと思いますが、それだけにこの結果には満足しています」

今回の結果を受けて、ドライバーズポイントでは可夢偉組がトップとは41点という大きな差がありながらも2番手に浮上(ポイントトップは今回4位のポルシェ2号車トリオ=R. デュマ&N. ジャニ&M. リーブ)。また、3社のマニュファクチャラーズポイント争いはポルシェ201、アウディ158、トヨタ112という状況に変化している(WECの優勝は通常25点)。

なお、今回はトヨタ5号車のA. デビッドソンが欠場(既報)したほか、日本でもおなじみのB. トレルイエ(アウディ7号車)も欠場だった。トレルイエは前戦ニュルブルクリンクの前にトレーニング中の負傷があり、ニュルを欠場、今回から復帰予定でサーキットにも姿を見せていたが、もう1戦見送る判断となった模様。デビッドソン、トレルイエとも、次戦で復帰するものと思われる。

全9戦で構成される今季のWEC、次戦第6戦は現地9月17日決勝の日程で、アメリカのテキサス州オースティンにある「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ」で開催される。そしてその次、第7戦はいよいよ富士スピードウェイでの日本ラウンド(10月14~16日)だ。

《遠藤俊幸》

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