スマホを使った損害調査「視界共有システム」を実用化---あいおいニッセイ同和

自動車 ビジネス 国内マーケット
視界共有システム
視界共有システム 全 1 枚 拡大写真

あいおいニッセイ同和損害保険は、スマートフォンを活用した「視界共有システム」を導入することで、動画でのリアルタイムな損害調査を実用化する。業界初となるサービスで、迅速な損害調査で顧客に対するサポート体制を強化する。

システムは、提携修理工場との間で2014年より試験的に導入してきたが、今後、順次、全国へ拡大する。加えて、遠隔地の損害調査や自然災害対応、24時間365日事故対応への応用など、幅広く活用方法を検討する。

現在、事故車両の損害調査では、技術アジャスター(物損事故調査員)が修理工場などに出向き損害を直接確認する方法や、工場から伝送された静止画像で確認する方法、または写真プリントで損傷を確認する方法がある。技術アジャスターと修理工場との間で修理内容を協議するが、これらの方法では損害確認・修理開始までに一定の時間を要する。

スマホを活用した視界共有システムでは、高品質な動画映像により、静止画像では確認が困難だった細かい線傷やパネルの歪みなどを確認できる。遠隔地の修理工場ともリアルタイムで修理内容の打合せ・決定が可能となる。その結果、修理工場は、顧客へ修理内容・金額を早期に案内することで、迅速な修理着工・納車や保険金支払いが実現する。

システムは、三井住友海上火災保険も2016年2月より試験的に導入しており、MS&ADインシュアランスグループとしても展開する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. トヨタ、愛知県豊田市に新車両工場を建設へ…2030年代初頭稼働めざす
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る