宇都宮LRT「認定が適当」、運輸審議会が答申…要望事項も加える

鉄道 行政
運審は宇都宮ライトレールの実施計画を認定することが適当と答申した。写真はLRTの軌道が整備される宇都宮駅東口。
運審は宇都宮ライトレールの実施計画を認定することが適当と答申した。写真はLRTの軌道が整備される宇都宮駅東口。 全 2 枚 拡大写真

国土交通大臣の諮問機関である運輸審議会(運審)は9月8日、栃木県の宇都宮ライトレール・宇都宮市・芳賀町の3者が申請していた軌道運送高度化事業の実施計画について、「認定することが適当」と答申した。これを受けて国交相は近日中に実施計画を認定する。

3者は今年1月、地方公共交通の活性化及び再生に関する法律(活性化法)に基づき、宇都宮駅東口と芳賀町下高根沢を結ぶ14.6kmの軽量軌道交通(LRT)の実施計画を申請。国交相の諮問を受けた運審は7月に公聴会を実施するなどして申請内容を審議してきた。

答申書によると、宇都宮のLRT計画は「地域社会全体の価値の向上」や「安全・安心で質の高い運送サービスの提供等を確保」などを目的としており、活性化法の基本方針に照らして適切なものとした。

このほか、運審は「(宇都宮LRT計画の)目的及び期待される効果について地域住民や地権者等へ引き続き丁寧に説明すること」「平石中央小学校付近を含めた沿線の安全対策に万全を期すとともに、住民等に対して必要となる交通ルールの遵守について普及・啓発を行うこと」などとした要望事項も答申書に盛り込み、国交相から申請者に対し助言や指導を行うよう求めた。

《草町義和》

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