タカタ製エアバッグのリコール、フォードの修理完了率は14%…米国

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先代フォードマスタング
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米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコール(回収・無償修理)について、フォードモーターの最新の修理状況を明らかにした。

今回のリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。

これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、火災や乗員が負傷するおそれがあるという内容。

NHTSAの発表では、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコールにおいて、フォードモーターの車両は173万6055個のインフレータの交換作業を終了。修理完了率は、リコール対象全体の13.7%となった。

NHTSAによると、交換を終えたのは、運転席側のエアバッグが、14万9515個。助手席側のエアバッグが、8万9152個。NHTSAは「修理完了率は、運転席側が10.9%、助手席側が24.6%」と説明している。

《森脇稔》

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