日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは9月上旬、8月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は、8月としては過去最高の約1万7150台。前年同月比は2%増だった。
市場別では、最大市場のアメリカ(北米と南米)が、約1万1700台と牽引。モデルイヤーの切り替わり時期のため、前年実績を若干下回り、マイナスに転じた。
中国は8月、8月の新記録の約3400台を販売。前年同月比は12%増と、2か月連続で増加した。アジア(韓国と台湾など)とオセアニア(オーストラリアなど)では8月、約550台を販売。前年同月比は26%増と、2桁の伸びを保つ。
西欧では1‐8月、約1万1400台を販売し、前年同月比は169%の大幅増。これは新型プレミアムコンパクト、『Q30』を1月に発売した効果。
インフィニティの2015年世界販売は、過去最高の21万5250台。前年比は16%増。2014年の年間販売台数を上回り、新たな販売記録を打ち立てた。2016年1-8月は、前年同期比6%増の約14万5000台と過去最高。
インフィニティのローランド・クルーガー社長は、「インフィニティは成長の道を歩み続ける。西欧において、Q30および『QX30』が大幅に伸びた」とコメントしている。
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