【カーオーディオ雑学】「デッドニング」制振

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「制振」作業の例。制振材をインパクトビームに貼ったところ。
「制振」作業の例。制振材をインパクトビームに貼ったところ。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオの“取り付け”にまつわるさまざまなノウハウをご紹介している。前回からは「デッドニング」をテーマに据え、まずはその概要から解説した。そして今回は、具体的なメニュー解説の1つ目として、「制振」について掘り下げていく。

「制振」とはズバリ、“振動を制御する”というメニューである。大きな音で音楽を聴いていると、その音エネルギーによってドア内部の鉄板が共振する。鉄板の共振は、グッドサウンドの大敵だ。ビリビリと鳴れば耳障りであり、大きな音ではないにしても、それがスピーカーから出る音に混ざれば、サウンドが曇ってしまう。鉄板は共振しないに越したことがないのである。

そうならないように、振動しそうな部分に「制振材」を貼り付け、それをコントロールしようとする。この作業が「制振」と呼ばれているのである。

なおこれは、場合によっては「防振」と呼ばれることもある。基本的には、両者は同じものであるのだが、「制振」と呼ばれる場合には、“強弱を付けて作業を進める”というような意味合いが含まれることがある。確かに、最近の傾向をみると、ガチガチに振動を止めていこうとするスタイルよりも、ポイントを絞って作業が進められることが多くなっているように思う。その意味では、「防振」と呼ぶよりも、「制振」と呼んだほうが今風、と言うこともできる。

ポイントを絞って作業することが多くなっている理由はいくつか考えられるが、その最たるものは、“重さ対策”であろう。制振材を貼れば貼るほど、ドアは重くなる。それは、エコカー時代の現代にはそぐわないのだ。

また、“音エネルギーを逃がす部分も作る”、というような観点が持たれたり、“多少の響きは残す”、というような観点が持たれることもある。これらは高度なアプローチであるので、その神髄をひとことで解説するのは難しいのだが、制振材を貼り過ぎないほうが音が良い場合があることは事実だ。DIYでこれを行おうとする場合は、このことを頭の片隅に、ぜひとも入れておいていただきたい。

今週は、ここまでだ。次週も「デッドニング」についての考察を深めていく。お楽しみに。

【カーオーディオ・インストール雑学】パート4「デッドニング」#02 制振

《太田祥三》

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