ターゲットは日本・台湾の若い女性、LCC就航も追い風…ウィラー・國光客運コラボ

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ウィラー・國光客運共同会見(東京、9月13日)。右がウィラーグループ・村瀬茂高代表。左が國光客運・呉定發副董事長
ウィラー・國光客運共同会見(東京、9月13日)。右がウィラーグループ・村瀬茂高代表。左が國光客運・呉定發副董事長 全 10 枚 拡大写真

ウィラートラベルと台湾・國光客運は、高速バスサービス共同開発についての発表会見(9月13日、東京)で、市場背景、ターゲット、台湾商品の詳細などを明らかにした。

東京での共同会見では、ウィラーグループ・村瀬茂高代表、ウィラーエクスプレスジャパン・平山幸司社長、國光客運・呉定發副董事長などが登壇。今回のコラボによる高速バスサービスの概要をはじめ、市場背景、ターゲット、國光客運のプロフィールなどが伝えられた。

ターゲットは「若い女性」

日本と台湾、両エリアを高速バスでめぐる商品を開発するにあたり、両社がしぼりこむターゲットは「若い女性」。そのキャラクターとして「国内旅行感覚で楽しむ旅」「非日常的な癒やしと刺激」「安心して行ける自由な個人旅行」を求めている人たちをあげていた。

彼女たちが抱く課題に、「交通のわかりにくさ」「言葉の壁」をあげ、乗務員との筆談で役立つ「降車カード」や日本語・中国語アナウンス、共通ICカードなどで対応する。

国内旅行のような距離感

台湾大手の高速バス企業・國光と、国内大手のウィラーが組む背景には、海外旅行先ランキングなどのデータがもとになっている。たとえば、国内20代の海外旅行先ランキングでは、男性も女性も台北が1位(トラベルコちゃん調べ)。

また相次ぐLCC就航で、訪台者数が伸び、20代については男性よりも女性のほうが海外旅行が旺盛(法務省調べ)で、フリープランを選ぶ傾向にある(JTB総研調べ)という。

97路線1159台態勢の國光

会見では國光客運のプロフィールも伝えられた。國光は、1946年の台湾省公路局をルーツとする大手高速バス企業。台湾エリアで一般路線39、高速路線58の合計97路線を抱えている。

保有車両は韓国・大宇バス『BX212』3列タイプを中長距離用に、通勤用に『BH115』などを保有。その合計台数は1159台にのぼる。また、10月からは新型バスを30台導入し、『TX4312』の豪華観光バスも運用を始めるという。

さらに、ウィラーとのコラボによる日本人向け台湾旅行商品として、「山峡九分1日ツアー」「阿里山2日ツアー」「日月潭2日ツアー」「宜蘭イルカ・クジラウォッチング」などを展開する。

《レスポンス編集部》

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