米国の自動車大手、フォードモーターは9月8日、北米市場において、およそ150万台を追加リコール(回収・無償修理)すると発表した。
今回のリコールは当初、8月上旬に発表されたもので、サイドドアの開閉機構の不具合が原因。フォードモーターによると、ドアが閉まらなくなったり、走行中にドアが開いたりするおそれがあり、北米市場において、およそ88万台がリコールされた。
今回、フォードモーターは、この不具合によるリコールを拡大すると発表。当初の約88万台に約150万台が追加され、合計で238万3292台がリコールの対象になる。追加リコールされるのは、2012-2015年モデルのフォード『マスタング』や2012‐2015年モデルの『フォーカス』など。
フォードモーターは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、サイドドアの開閉機構を対策品と交換するリコール作業を行う。
なお、フォードモーターは、「この不具合に関連した事故が1件、負傷者が3名の報告を受けている」と説明している。