ドローンに携帯電話を搭載、通信品質を確認へ

航空 企業動向

NTTドコモは、総務省から神奈川県横須賀市における「無人航空機における携帯電話の利用に係る実用化試験局の免許」を取得した。

免許に基づき、上空での通信品質の確認や地上の携帯電話ネットワークへの影響などを検証するため、実際に携帯電話を搭載したドローンによる実証実験を開始する。

携帯電話のドローンへの搭載では、画像・データ伝送などに利用したいとのニーズが高まっている。現在の携帯電話ネットワークは、主に地上での利用を前提にサービスエリアを構築している。このため、携帯電話の上空での利用については、上空での通信品質が安定的に確保されない可能性や、地上の通信へ影響を与えるおそれがあるなどの課題がある。

こうした状況を受け、総務省は7月13日に、携帯電話を無人航空機に搭載して使用することについて、既設の無線局の運用に支障を与えない範囲で試験的な導入を行うため、省令を改正した。

同社はこれまで、上空での携帯電話の電波受信レベル測定やシミュレーションツールを活用した検証を行ってきた。今後、免許に基づき、実際に携帯電話を搭載したドローンによる上空での通信品質確認や地上の携帯電話ネットワークへの影響について検証する。同時に、ドローンの遠隔制御や撮影した映像のリアルタイム伝送についても実験する。

《レスポンス編集部》

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