【国際物流総合展16】燃料電池トーイングトラクターを参考出品、市場投入は?…豊田自動織機

自動車 ビジネス 企業動向
豊田自動織機が参考出品した燃料電池トーイングトラクター
豊田自動織機が参考出品した燃料電池トーイングトラクター 全 4 枚 拡大写真

東京ビッグサイトで開催された「国際物流総合展2016」で最大のスペースを誇ったのが豊田自動織機だ。そこでは自慢のフォークリフトの展示をはじめ、物流出荷エリアや自動車工場製造ラインが再現されていた。

来場者の同社に対する関心も高く、ブース内は常に人で溢れていた。なかでも注目を浴びていたのが燃料電池トーイングトラクターだ。というのも、これまでにない斬新なデザインだったからだ。

「これは今回の展開用に製作したもので、販売するかについては未定です。まだパワーが足りないので、さらに改良していく必要があります」と同社関係者は説明する。

その横には2.5t積燃料電池フォークリフトも展示。こちらは11月から日本で初めて販売を開始することになっている。すでに受注もあり、商談中も数件あるそうだ。

燃料電池はトヨタ自動車の燃料電池自動車『MIRAI』と同じ燃料電池セルを使用し、燃料充填時間がたったの3分。それで8時間も走ることができるという。また、外部給電機能を標準装備しているので、災害などの非常時の電源としても活用できる。

価格は1400万円だが、国から500万円の補助金をはじめ都道府県からの補助金も出るので、半額以下で購入できるとのことだ。「今後は1tのものなど、バリエーションを増やしていきたい」と同社関係者は話していた。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る