【イノトランス16】日立オートモーティブが初出展…鉄道車両向けオイルダンパーなど紹介

鉄道 テクノロジー

日立オートモティブシステムズは、9月20日から23日までの4日間、ドイツ・ベルリンのメッセ・ベルリンで開催される国際鉄道技術専門見本市「InnoTrans(イノトランス)2016」に初出展する。

「InnoTrans」は鉄道に関する最新技術や製品が展示される世界最大級の見本市で、2年に1度、メッセ・ベルリンで開催されている。

日立オートモティブシステムズは、グローバルに需要が拡大している鉄道車両向け製品・システムの事業拡大を図るため、今回の初出展し、世界の鉄道事業関係者に向けて鉄道車両向けオイルダンパーなどを紹介する。

同社の鉄道車両向けオイルダンパーは、自動車向けショックアブソーバーの技術を応用して開発した製品。今回の展示では、上下動・左右動ダンパーや、車両の蛇行動や旋回運動を抑えるヨーダンパーに加えて、先進の可変減衰ダンパーシステムやミリ波レーダー速度計測装置を欧州で初出展する。

可変減衰ダンパーシステムは、システムに含まれる加速度センサーが検知する振動情報を基に、車体が常に最適な状態になるよう各ダンパーの減衰力をリアルタイムに制御し、乗り心地向上に寄与する。ミリ波レーダー速度計測装置は、電磁波のドップラー効果を用いて地面との速度を非接触で計測、車輪の空転・滑走の影響を受けずに正確な速度検知が可能となるため、高度な運行制御を支える。

同社は、自動車機器事業の技術を応用した鉄道車両向け製品を紹介することで、鉄道分野でのブランド認知拡大・浸透を図る。

《レスポンス編集部》

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